英国では、1927年、ミス・エルジー・ウァッグが、「女王陛下の看護協会」を支える基金の為に、ガーデン オーナー達に「庭園からのチャリティ」を呼びかけ、「ザ・ナショナル・ガーデンズ・スキーム」(The National Gardens Scheme) は始まりました。
現在では、3500以上もの個人庭園等、その最も美しい時期の「ガーデン オープン デー」の入園料により、多大なる収益を得て、その全ては、1000以上の「チャリティ団体」へと寄付されています。
そしてその庭園福祉活動は、「イエローブック」の愛称で国民の生活の中に浸透している感があります。
「社団法人N.G.S.ジャパン」は、上記の「英国ザ・ナショナル・ガーデンズ・スキーム」の姉妹団体として支部的役割を果たしながら、庭園福祉活動を中心に、日本と英国間の庭園・園芸文化交流を盛んに行ない、下記の4つの主目的のための活動を行なって参ります。
「社団法人N.G.S.ジャパン」の4つの主目的
1.庭園福祉活動: Gardens Open for Charity
主目的
庭園福祉活動(ガーデン・オープン・チャリティ):
☆個人庭園をはじめ様々な庭園の一般公開による入園料などの収益をチャリティ団体へ寄付する活動。
活動内容
「英国The N.G.S.」の庭園福祉活動にならい、個人庭園をはじめ様々な庭園を一般公開し、その入園料などの収益をチャリティ団体へ寄付していく。
☆チャリティ先
・協力して下さった庭園オーナーのご要望のチャリティ団体。
・国境なき医師団、国境なき子どもたち、日本ユニセフ協会、日本赤十字社など。
2.庭園文化奨励:Garden Culture Interchange of Japan and U.K.
主目的
庭園文化奨励(日英庭園文化交流):
☆「英国The N.G.S.」の支部的役割を果たしながら、英国庭園の美しさや英国園芸の楽しさを紹介しつつ、英国へは、日本の伝統ある庭園・園芸文化を紹介するなど、日本と英国間の庭園文化交流を盛んに行っていく。
園芸大国の英国にならい、庭園の中の洗練されたライフスタイルを楽しむ庭園文化人を「ガーデニスト(Gardenist)」と呼び、日本におけるガーデニスト(庭園文化人)のための庭園生活文化の構築と奨励。
☆ガーデニストのライフスタイルに根付く「チャリティ文化」の奨励。
活動内容
☆「スクール・フォー・ガーデニスト」の文化講座を通して、英国庭園文化と英国園芸を紹介していく。
☆日英の庭園文化に関してのレクチャー、講演、シンポジウム、コンサートなどのイベントを展開していく。
☆英国において、「英国The N.G.S.」の協力を得ながら、日本庭園文化のレクチャーを構築し、日本の歴史古き伝統ある庭園・園芸文化、更に日本の生活文化を紹介していく。
☆「英国The N.G.S.」の協力を得て、庭園・園芸研修のため、英国と日本のガーデン・ツーリズムを構築していく。
3.英国庭園文化&英国生活文化紹介:Introduction of English Garden Culture & British Lifestyle
主目的
英国庭園文化&英国生活文化紹介:
☆「スクール・フォー・ガーデニスト」による英国庭園文化の紹介。
☆「スクール・フォー・ガーデニスト」による英国生活文化(ブリティッシュ・ライフスタイル)の紹介。
☆英国庭園社交界の中で豊かで洗練されたライフスタイルを楽しむガーデニスト(庭園文化人)の紹介と日本国内でのガーデニストの養成。
☆「スクール・フォー・ガーデニスト」による英国園芸の紹介。
☆「スクール・フォー・ガーデニストU.K.」(英国教室)の構築
活動内容
☆レクチャー・スクールの「スクール・フォー・ガーデニスト」の展開により、国内における英国庭園文化と英国生活文化の学舎を構築していく。
☆「スクール・フォー・ガーデニスト」により、英国庭園文化と英国生活文化の紹介と共にそこに流れるチャリティ文化を啓蒙し、より多くのガーデニストを養成する。
☆「スクール・フォー・ガーデニスト」により英国園芸を紹介していく。
☆「英国The N.G.S.」の協力を得ながら、「スクール・フォー・ガーデニストU.K.」を構築し、英国教室として英国内で「スクール・フォー・ガーデニスト」を展開していく。
4.庭園保護保存運動奨励:Garden Conservation with Gardener’s Training
主目的
庭園保護保存運動奨励(ガーデナー育成奨励含む):
☆歴史古き伝統ある「日本庭園」の保護保存のための奨励と支援。
☆「里山保護運動」の奨励と支援。
☆庭園文化の創り手であるガーデナー(庭師)育成の奨励と支援。
活動内容
☆世界に誇れる文化遺産「日本庭園」をできるだけ多く一般公開し、その入園料収益などにより、「日本庭園」の保護保存運動(ガーデン・コンサベーション)を支援し奨励していく。
☆「日本式風景庭園」とも言える「里山」の保護運動を奨励し支援していく。
☆「日本庭園」の一般公開で得た入園料収益などにより、庭園文化の創り手であるガーデナー(庭師)育成の奨励と支援をしていく。